
ども。ゲンゴローです。
今回は田端信太郎さんの『これからの会社員の教科書』を読みました。
本書は「まだ学生で、これから会社員になる人」に向けて書かれています。
Twitterで田端さんが「40代にもなって、この本読んで勉強になったとか言ってる人はやばい」
と発言されたのが印象的でした。
「学ぶことがあるとヤバイ本」という今までにないプレッシャーの中で読んだ本でした笑
今回は、ゲンゴローが読んでいて、印象に残ったものを紹介します。
漠然とインプットすることに意味はない
ついつい色んな分野の書籍やネットニュースを貪るように読みふけるだけでは
ダメです。自分もついついやりがちです。
今後は最終的にはどのような形でアウトプットするのか、ということを念頭に置いた上で
厳選した情報をインプットするようにしたいと思います。
ふたまわり年上と雑談できる人は強い
これは自分も会社に入って痛感したことです。
自分の父親くらいの人と、一緒になって働くことは日常茶飯事です。
時には仕事以外の話をすることもあります。
その時、「共通の話題」があるとかなり強いです。
どのようにすれば色んな人と雑談する力が身につくのでしょうか?
田端さんは
幅広く、色々知っておく、ということが大切なのです。
そのためには、好きなものが見つかったら、その延長で興味範囲をどんどん広げていくことです。
と言います。
「ゲームが好きなら、そのゲームを作っている財務諸表を読んでみる。」
ということが挙げられます。
自分は当時なぜか尿酸値が高かったので、尿酸値を下げる食生活の話で役員と盛り上がりました。
偶然、年配の方との共通の話題があったので、雑談することに苦痛を感じることはありませんでした。しかし、誰しも持っているものではないですよね。(てか健康が一番です。尿酸値なんか高くない方がいいです。笑)
日頃から自分の興味のある分野について「ビジネスという側面」から考えてみるクセをつけておくとよいでしょう。
出世のいちばんの近道は「議事録」
会議後に書く議事録の重要性についてです。
議事録というものは「誠実で平等な文章」なのではなくて、「誰かの目線で、何らかの意図をもって書かれている文章」くらいに思っておいた方がいい。
と田端さんは言います。
思い当たる経験が自分もありました。
とある多部署との打ち合わせ後、議事録案を作成して参加者に回覧したところ、当初の発言とは異なる表現で修正されて帰ってきたことがありました。
他の参加者にも確認し、表現に差異があることは確認しました。
その時は「なんで実際の発言と違うこと書いてんだ?」と思いながら修正のお願いをしましたが、「議事録はニュートラルではない」ということを考えると納得できます。
まとめ:自分の働き方について答えあわせができる一冊
1ページ1ページ読み進めながら、
「これは自分もできてる!でもここまではやりきれてないな・・・」
という具合に、自分が仕事を通して学んだことについて答えあわせができる1冊でした。
正直できていなかった部分もありました。
本書を期に自分の働き方を見直そうと思います。
また、田端さんというとtwitterで破天荒なツイートをされているイメージが強かったのですが、本書を読むと、きめ細やかな対応をされる方なのだというエピソードが多々ありました。
田端さんの印象が変わる1冊でした。
目に見える豪快さの裏には数知れずの細やかなノウハウや心配りがあるのですね。