
ども。ゲンゴローです。
今回は「大学院受験で併願はできるのか?」という疑問について語ります。
結論、大学院も併願はできます。
しかし人気のある大学は受験日程を被っていることが多いのです。
都内でいうと、東大と東工大は同じ日に筆記試験があったりします。
目次
複数の大学院で受験日程が被っている理由
この理由はいたってシンプルです。
優秀な学生を確保するためです。
学生からしたら複数の大学院を受験しておいて、両方合格したらより条件の良い大学院、研究室を選びたいものです。
しかし大学院からしてみれば、それはやってほしくないんですよね。合格したら来て欲しい。優秀な学生を他に盗られたくないのです。
受験日が同日なら、優先度の高い大学院を受験せざるをえませんよね。
場合によっては、自分が所属している大学の大学院と、希望する別の大学院の筆記試験が同日というケースもあります。
この場合、もし外部の大学院受験に失敗してしまうと、自大の院にすら進学できなくなってしまいます。
精神的に追い込まれる。しかし成功した時のリターンは計り知れない。
就職なり、自大の大学院進学なり、まわりが次々と進路を決め最後の学生生活を謳歌している中、自分だけ進路が決まっていない状態は、かなり精神的にキツイものです。
しかし、リスクなきところにリターンはありません。
合格した時の喜びや、希望した大学院で研究することのメリットは計り知れません。
自分も受験の時は精神的に追い込まれていましたが、今振り返っても大学院受験をして心底良かったと思っています。
一歩間違うと仕事も研究もできないニートと化しますが、覚悟のない人は他大の大学院受験なんてやらずに大人しく就職するか、自大の大学院に進学しましょう。
他の院にいきたい!でも保険をかけておきたい、というあなたへ
覚悟を持って勉強する!とは言ってもやっぱり不安ですよね。
以下2点対策があります。
・同じ専攻内の研究室を併願する
・後期日程の受験
同じ専攻内の研究室を併願する
同じ専攻内であれば、第1〜3位まで希望が出せることが多いです。
受験者がいなければ補欠合格というのもあります。
実際に自分の研究室の先輩が補欠合格で入っていました。
必ず希望を全部出すようにしましょう。
滑り込むチャンスです。
後期日程を受験する
これは本当に最終奥義です。
大学院受験は大半が夏に実施されますが、一部の大学では冬にも行われます。
夏の受験で失敗したけど、どうしても大学院にいきたい!でも浪人はしたくない!
という人向けです。
しかし、受験日が1月とかなんでさすがに卒業ギリギリまで受験しているのは精神がボロボロになってしまうかと思います。
そして、募集している大学院もそこまでレベルが高いところはないので、正直他大の大学院受験のメリットは薄いです。学歴ロンダリングも見込めないでしょう。
1年浪人して本当にやりたい研究ができる大学院を受験し直すほうがよいかと思います。
保険かけずに、第一志望だけの受験をおすすめしたい。
つらつらと書きましたが、個人的には第一志望の専攻だけの受験をおすすめします。
大学と違って、大学院は合格後ある程度やりたいことが定まっていることを前提として研究室を選びます。
そのため、複数の大学院を受けるには、受験先の分だけ研究室の志望理由書や研究テーマと検討、研究室訪問などの対策をしなければなりません。
時間は有限です。
時間と気力が分散されるため、中身の薄い志望動機は研究室の先生に見抜かれます。
本当にいきたい研究室を1つ絞って、その研究室に入るための対策に全体力を投入した方が合格の可能性は高まるでしょう。