

ども。ゲンゴローです。
今回は、坂下仁さんの『サラリーマンこそプライベートカンパニーをつくりなさい』を読みました。
坂下さんは、メガバンク勤務時代に株取引で莫大な借金を抱え、破産寸前まで追い込まれましたが、夫婦で「プライベートカンパニー」をつくり、海外の不動産投資やボロ戸建の再生等「超堅実なビジネス」を実施されました。
数年で借金を全額返済し、現在は数千万円のキャッシュフローと数億円もの資産を持たれています。
前著『いますぐ妻を社長にしなさい』が面白かったので、本屋で見かけて即購入しました。
以下記事でも紹介しているので、よろしければどうぞ!
『サラリーマンこそプライベートカンパニーをつくりなさい』のポイントを紹介します!
目次
マンガページがあるので、読みやすい

要所要所がマンガのストーリ仕立てになっているので、普段ビジネス書を読まない人や、活字を読むことに抵抗がある人もとっつきやすい工夫がされています。
「本なんて一切読まない!」っていう人も、マンガ部分を読むと、きっと文章の部分も気になっちゃうと思います。
どうやって主人公は多額の借金地獄から解放され、自由を手に入れることができたのでしょうか?
Q&A形式で書かれているので、内容が頭に残りやすい。
Q.つらくて恥ずかしい過去をさらけだしてもお金がもらえますが、なぜでしょうか?
A.他人の不幸は蜜の味だから
B.苦難を乗り越えて成功するストーリーに人は共感するから
このように本書では、Q&A形式で構成されているので、「まず自分の頭で考える」訓練ができます。
その結果、本の内容が定着しやすい仕組みになっています。
みなさんはどちらが正解かわかりますか?
坂下さんは正解は「B」だと言います。
失敗や挫折を経験した後、それを克服して乗り越えるストーリー展開に、人は共感することを「ヒーローズジャーニー」や「神話の法則」と呼ぶそうです。
確かに人気のドラマや小説、アニメもこのようなパターンですよね。
誰だって知られたくないことや恥ずかしい過去があるものです。
辛い過去をそのままにしておいてもなんの価値もありません。
思い切って発信することで、逆に自分の強みに進化する可能性もあるのだと気づきました。
ブログを見返すと、自分も過去に弱みをさらけ出していました笑
しかし、本書は今ひとつな部分もあります。
再現性のあるノウハウは書かれていない。
多額の負債を抱えた状態から、妻をプライベートカンパニーの社長にして、経費を有効活用していたことが書かれています。
特にボロボロの物件を修理して賃貸に出す大家業や、アメリカやハワイなど海外での不動産投資を行い、富を気づいていかれたそうです。
その肝心の投資テクニックは、本書には書かれていないため、これを読んだからすぐに投資ができる!プライベートカンパニーが作れる!というわけではありません。あくまで導入の位置付けとなります。
自身のコミュニティの宣伝が多い
著者は「お金のソムリエ協会」という組織を運営されています。
本書のいたるところにその組織の魅力が書かれています。
人によってはそのアピールに鼻についてしまうかもしれません。
筆者の思想のエッセンスだけ汲み取りたいという方は、前著『いますぐ妻を社長にしなさい』の方が端的に記載されているので、読んでいてストレスが少ないかと思います。
答えはない。でもヒントはある一冊
本書を読み終えて、正直薄味の印象を受けました。
私は著者の前著『いますぐ妻を社長にしなさい』をすでに読んでいたので、重複する部分が多かったからかもしれません。
投資を全くやったことのない方は、読んで損はないです。
プライベートカンパニー(法人)を持つメリットに驚愕することでしょう。
本書を読んで、投資やプライベートカンパニーに興味が出た方は、橘玲さんの『貧乏は金持ち』を読むことを強くお勧めします。
残業に負けず、日々勉強していきましょう!!