
こんちは。ゲンゴローです。
今回はWebライターであるヨッピーさんの『明日クビになっても大丈夫!』を読みました。
ヨッピーってどんな人?どんな本?
ヨッピーさんは「インターネットで一番数字を持っているライター」と呼ばれ、「オモコロ」をはじめとしたWEB媒体でバズ記事を量産されている方です。
ヨッピーさんの記事は、「現役の千葉市長とゲーム対決をする」「AV女優と童貞を合コンさせる」「24時間テレビの100kmマラソンが本当に大変なのか試す」などの面白記事だけではありません。
企業の広告案件や不正など他分野にわたる記事で、人気を博しています。
ヨッピーさんは会社を辞めて好き放題してるのに、サラリーマン時代の何倍もの年収を稼いでいます。この本では、そんなストレスフリーかつ、会社に頼らずに生き延びる方法を紹介しています。
自分もヨッピーさんのファンの一人として、是非ともそのノウハウを学びたいと思い、本書を手に取りました。
「好きで仕方がないことを仕事にしたほうが断然強い」
「好きなことを仕事にしたほうがいい」
最近よく聞く言葉ですね。
しかし、なぜ「好きことを仕事にした方がよい」のでしょうか。
ヨッピーさんは、会社の仕事について以下のように言及しています。
・時間さえかければ誰でも出来るものがほとんど。
・「突出した人材」なんて本質的に誰も求めていない。
これは衝撃的ですね。
「この会社で自分にしか出来ない仕事がしたい!」
「弊社はチャレンジ精神を持った人材を求めています!」
会社や就職活動においてよく聞く言葉ですね。
ヨッピーさんはこれらの幻想をいとも簡単に壊しています。
私たちは、仕事にやりがいや自己実現を求めがちですが、会社の中では難しいということを
ヨッピーさんのエピソードを読んでいるとひしひしと感じます。
二束のわらじを履こう!
この本を読んで、「会社の仕事は誰でもできるもんか!そんじゃ会社辞めるわ!」
なんて即決できる人はほとんど少数だと思います。
働いていれば嫌なこともありますが、毎月まとまったお金がもらえるのは非常に魅力的です。
やみくもに会社をやめるのではなく、「本業以外に何かやれ」とヨッピーさんは言います。
これは、会社員から収入で「生活の安定」を維持し、趣味で「自己実現」を追求するという生き方です。
「本当にやりたい事に全力でやるべきだ。二束のわらじなんて甘えだ。」
そのように考える人もいると思います。
しかし、誰もが生活のために、ある程度のお金は必要です。
収入が不十分なままに、自己実現のための仕事についてしまうと、生活費のために、結局やりたくも無い仕事をやらざるを得ない状況に陥ってしまう可能性があります。
まずは「二束のわらじ」を履いてみて、自分に合うかどうか、できそうかどうかを判断しても遅くは無いと思います。
趣味を楽しむことに、締め切りはないのですから。
「趣味をお金に変える」方法とは?
「よっしゃ!おれも二束のわらじ履いたろ!でもどうやってみつければいいの?」
と思う人もいると思います。無趣味の人って、世の中結構いますよね・・・
ヨッピーさんは、自分の趣味をお金に換える方法として以下のように
紹介しています。
①やりたいことを書き出す。
②「生産する趣味」と「消費する趣味」に分ける。
③ライバルに勝つための戦略を考える。
④アウトプットを世の中に対して続ける(ブログ、Youtube等)
③の「戦略を考える」という部分にハッとさせられました。
「戦術」の一つ上に位置するものが「戦略」になります。
小手先のテクニックだけでなく、そもそものコンセプトを入念に練る必要があるということですね!
これは組織でサラリーマンとして生きる上でも同じで、
「そもそもどの仕事をする事が自分にとっていいのか」を考える必要がある、とヨッピーさんは言っています。
総括:背中を押してくれる一冊!
いかがでしたでしょうか?
今回紹介した内容は、ほんの一握りです。
おもしろく、わかりやすいお馴染みの「ヨッピー節」が炸裂しまくりの一冊になっています。
「何か行動しなきゃ・・・」と思いつつも動けていない人に是非とも読んでもらいたい一冊です。
あなたの背中を、そっと押してくれますよ!