
ども。ゲンゴロです。
今回はpha氏の「しないことリスト」を読みました。
目次
pha氏ってどんな人?
以下、アマゾンより引用です。
pha(ファ)
1978年生まれ。
大阪府大阪市出身。現在東京都内に在住。
京都大学総合人間学部を24歳で卒業し、25歳で就職。
できるだけ働きたくなくて社内ニートになるものの、28歳のときにインターネットとプログラミングに出会った衝撃で会社を辞める。
以来毎日ふらふらしながら暮らしている。
シェアハウス「ギークハウスプロジェクト」発起人。
きょ、京大・・・
学歴コンプの自分からすると眩しいまでの学歴です。
しかし、京大卒でありながらも、世の中の常識に縛られること無く、自分の幸せを求めて自分なりの生活スタイルを貫いておられる方です。
こりゃ学ぶところが多いですな!
どんな内容?
以下、アマゾンからの引用です。
仕事と家庭を両立して、家も買って、
運動もして、流行も追って……
それができる人はそうしたらいい。
でも、
そういうのが「うまくできる人間」ばかりじゃない。京大卒・元「日本一のニート」が説く、
世界一人生をラクに生きるためのリスト。これが、ラクを極めた人の「頭の中」だ!
本書は、社会人成り立て特有の、高くなりすぎな意識を「最低限でいいんじゃね?」って独自の視点で書かれています。
社会人になると、あれもやらなきゃ、これもやりたい!見たいな感じでがんじがらめになってしまい、しんどくなってしまいます。
自分もまさに、最近やりたいことと、やらないといけないことに押しつぶされそうになっていました。
本書は、そんな高くなりがちな意識を少しでもやわらげ、楽しく毎日を過ごすためのヒントが詰まった一冊になっています。
本書をどう活かすか。
本書を読んでいて、自分も意識していきたいなと思ったことがあります。
以下の3点です。
- 自分のやりたいことを自分のペースでやる
- 読みっぱなしにしない
- 有能な怠け物になる
①「自分のやりたいことを自分のペースでやる」
あくまで「自分のペースで」というところがポイントですね。
どんなに好きなことでも、自分の中でノルマをつくってしまったら、どうしてもやらされている感が出てしまいがちになってしまいます。
自分はブログの更新、プログラミング、ダンスなどなど、割と不定期ですね。
だらだら毎日やるよりも、自分が集中できる時にガッツリ取り組むほうが、最終的には良いものが出来るんじゃないかと思っています。
自分の好きなことぐらい、自分もペースでやんないと、息が詰まっちゃいますよね。
②「読みっぱなしにしない」
以下、本書の引用です。
今の時代は、いつでもどこでもググれば何でも調べられる世の中だから、ただ何かを知っているだけということにあまり意味はない。
その知っていることをいかに自分の血肉にして、生きた情報として活用できるかが大事だ。
本を読んで、「あー面白かった!」で終わっちゃったらだめってことですね。
自分も読書の仕方については問題意識があって、読んだことを定着させて自分の人生に活かすための一環として、ブログで書評を書いております。
本から学んだことをいかに自分の中で租借して、第三者に伝えられるかが大切。
この習慣は引き続きやっていこうと思います。
③「有能な怠け物になる」
この一文だけみるとなにそれ?って感じですね笑
本書には、ハンマーシュタインというドイツの軍人の言葉として、下記が紹介されています。
「有能な怠け者は指揮官にせよ。有能な働き者は参謀にせよ。
無能な怠け者にはルーチンワークをやらせろ。無能な働き者には一切責任を与えるな。」
※参謀とは、指揮官をサポートする役割の人です。
この文章だと、働き者よりも怠け者の方が評価されています。
感覚的には、働き者の方がよいのでは?と思いますよね。
しかし、重要なのは、過程ではなく、あくまで成果なのです。
この本質は、戦争も仕事も変わらないのではないでしょうか。
例えば、明日できる仕事をだらだらと残業することは、一見マジメに働いているように見えますけど、時間を雑に使う行為です。
ここでの怠け者は、目標に最短距離で到達するために、効率良く動ける人のことをさしています。仕事に当てはめると、ルーチンワークの効率化や、柔軟な働き方の模索などがあります。
社会人になって自分の時間の大切さが骨身にしみました。残業で消耗している暇なんかありません。自分は「有能な怠け者」目指そうと思います。
それ、本当にしなきゃいけない?
最後に、本書で登場する、自分が好きな言葉を紹介します。
いわゆる「しなきゃいけないこと」の99%は「本当は別にしなくてもいいこと」だ。
「なぜしないといけないかが、自分でよくわからないことは、もうやめよう。まわりに理解されなくても、自分の実感の持てることや、自分のしたいことだけをやっていこう」
本書に限らず、pha氏の書く文章は、表現が軟らかく、読んでいてほっとする書き方になっています。
その一方で、自分の意見を裏付けるために、世界史や漫画など、多分野の書籍からの引用があり、知識への貪欲さが伺えます。
文章を通して筆者の人となりを感じることができるのも、読書の醍醐味かもしれません。
残業なんかに負けないぞ!